前回ご紹介させて頂いたプジャール結節は第2関節の疾患で、へバーテン結節は第1関節の
疾患です。主な症状は痛みと変形。これもホルモンの乱れが原因です。指の第1関節が腫れたり、
関節液が溜まって水ぶくれになって変形してきます。見た目にはそこまで腫れていなくても、
とにかく痛いという場合もあります。ポンと触れただけだったり、寝返りをうつだけで痛いと言う人も
います。そういう痛みを感じる前の初期症状としてあげられるのが、キシキシとした違和感です。
痛みが少なくても放置すると変形は進みやすくなるので要注意です。個人差はありますが、
だいたい7年から10年程かけて変形していきます。このへバーテン結節というのは軽症を含めると
女性の85%以上が経験するとも言われている身近な疾患です。変形が進むと第1関節はどんどん
曲がるので日常生活に支障が出てきます。そうなる前に少しでも違和感があったり、可笑しいな?と
思ったら病院で相談して下さい。